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日々の雑感と出来事を綴ります。LGBTQ関連が多いかも☆

等身大の隣国人

 
近頃、我が国とお隣の国の諍いが頻発、激化している。

報道でみる限り、日本の言い分が正しいように思えるが、実際のところ、アメリカと北朝鮮も含めた双方の国の壮大なパフォーマンスのような気もしないではない。何かがあって芝居じみたことをしてるんじゃないかと根拠なく思っている。

でもとりあえず私は、外交に関しては内容を判断したうえで自国を支持している。
しかし、ある国のことをよく知らないで、偏っているかもしれない報道だけで「あんな国駄目だ!」と判断するのもアレなので、過去から現在まで、私が接したことのある韓国人の印象や思い出を語っていきたい。


もともと今日のテーマは近日中に公開しようと思って書いていたのだが、 ↓の記事を読んでなるほどーと思い、タイムリーなのですぐに投稿することにした。

parupuntenobu.hatenablog.jp


【等身大の隣国人

①ルームメイトたち

1990年代後半、アメリカ留学中に寮のルームメイトだった韓国人女子はおとなしかった。
すごく仲良くはならなかったが、お互い気を遣い、トラブルもなかった。
期が変わってルームメイトが変わったが、別の韓国人になった。

そのルームメイトはちょっと変わった人だった。たぶん韓国人グループの中でも浮いていたはず。とてもロマンチストで、バラードが好き、でも(って言っちゃいけないけど)顔も体も大きくて、なんだかいつもフガフガ言っていた。
将来はラジオのDJになりたいと言ってたな。彼氏(韓国人)をよく部屋に連れてきていたが、そいつもいいやつだった。
そのロマンチスト韓国人は、やたらと距離が近く、話す時も顔が目の前にあるし、隣に腰かけたときは恋人同士みたいにくっつく。ボディタッチも多い。
いやちょっとやめてくれ(チョットキモイ)とよく思ったものだった。
後からわかったが、これが韓国女子の普通らしい。パーソナルスペースが異常に狭く、友人同士腕を組むとか。


②アパートの留学生仲間

一時期中西部の大学に行っていたことがあったが、住んでいたアパートが外国人留学生が多く住むところだった。
その中の主な韓国人たちは以下の通り。

A. 韓国の銀行の頭取の息子
B. 優等生くん
C. わがままお嬢様
D. 孤高を気取る性格悪い(頭おかしい)やつ
E. 体弱いボンボンで兵役逃れ
F. お坊っちゃまのイケメン

他の国の留学生を含め、楽しく交流したが、ここではいろいろあった。

A. 頭取の息子が私の話(自分がどんな専攻でどんなクラスを取っているか)が気に入らなかったらしく、「はいはい、あんたは頭いいですねー、すごいですねー」と嫌みたらしく言う。私はそいつが嫌いだった。
日本人の彼女がいたけれど、韓国に帰るからと一方的に別れたそうだ。

B. わがままお嬢様は、サラリーマンを辞めてきた日本人をアッシーくん(死語?)にしていた。言うことを何でも聞く召使いと化した男。呆れたよ。
お嬢様は、日本という国は嫌いだけど、個人は違う。みんないい人と言っていた。

C. 優等生くんは、大真面目ないい人だった。私のことを好きだという噂が流れたときは、ロボットみたいな彼も人間だったのかと思った。皆の前で彼に手を握られたときはどうしようかと思ったけど。

D. 孤高を気取るやつは、気取ってるのではなく、韓国人含め誰も寄り付かないのだった。私はこの人はパーソナリティー障害だと思った。
怖いから避けていたのに、彼が帰国する前日、部屋に入ってきてビデオを一緒に見ようと言ってきた。断ったら激高しそうだ。招き入れてドアを5cm開けたままにしておいた。
ビデオは…アダルトビデオだった。
やっぱり頭おかしい。気持ち悪い、と思っていたら奴は言い訳がましく話し始めた。

「明日ここを発って◯◯州の知り合いのところに寄ってから帰国する。最後に言っておくと、俺はお前のことが好きだ。だがお前は日本人だ。その点が気になる。日本は戦争中にひどいことをした。わかっているか?これについてどう思うか?」

敵意剥き出しで試す言い方。私も若かったから無難にやり過ごすことができなかった。
お前にそんなこと言われたくねーよ。
売り言葉に買い言葉みたいになってしまった。

「やっぱりそうか。日本人はだからだめだ。ドイツを見習え。この前会ったドイツ人は、過去に本当に悪いことをした、と謝ってきたぞ。おい、日本人として謝罪しろ。俺に向かって謝ってみろ」

やっぱりこの人は人格どころか精神に障害がありそうだ。
私は何も言わなかった。

「明日ここを発つが、その前に銃を買って韓国に持ち帰る。(どうでもいいよそんなの。脅してるの?) ところで、俺のことをどう思う?」
早く出て行ってほしいと思ったが怖いので「友達」とだけ答えといた。思い出すだけでも汗が出る。
私が出会った人の中で最悪の人。2時間で10歳くらい歳をとったと思うくらい消耗した。はっきりいってトラウマです。

E. ガリガリで体が弱そうなボンボンは、かなり年上だった。留学することで兵役を逃れているという。以前は同じような兵役逃れが多くいたが、1997年の通貨危機で帰らざるを得なくなった人が多かったようだ。たぶん今は留学しても逃れられないんじゃないかな?わからないけど。
日本人の親友とつるんでいたよ。気が合ったみたい。

F. 同じアパートではなかったけど、優等生くんの友人で、純粋そうなイケメンは、お金持ちでいい部屋を借りていた。あの頃海外にいた韓国人は金持ちしかいなかったけど。バンドをやっているみたいだった。ほとんど話したことがないのに、私が西海岸方面に戻るときに、プレゼントをくれた。カードにはHappy Birthdayと書かれていたけど、全然誕生日じゃないし。どこ情報?プレゼントの中身は自分の曲のCDだった。


③さわやかイケメン
こんなにさわやかな人見たことがない!ってくらいの印象を残した人。今勤めている会社でちょっと話したのだが、悪口も愚痴も全く言わず、びっくりするくらい爽やかな風が通り抜けていったよ。

④会社の同僚
とにかくまじめ、実直、いい人。

⑤KY
よく言えば正直、悪く言えば空気の読めないおっさん。この方も同じ会社。


~~~
とまあまだ探せばあるが、これだけいろんな人がいる。

いい人もいれば悪い人もいる。
個人で言えば、どこの国もそんなもんじゃなかろうか。

可もなく不可もなくではなく、可もあり不可もあり。
どの国でも合う人合わない人好きな人嫌いな人はいる。

ただ、トラウマになるくらいひどい思いをしたので、韓国、と聞くと正直いやーな気分がよみがえる。
もちろん、他のいい方たちには何の罪もない。


政府と個人は違う。しかし国を作っているのは個人。個人を知るとまたその国の見方が変わるんじゃないかな。

だから、今の状況はちょっと残念です。相手国に失望。

でも、日本に観光にきてくれる人にはいいところを見ていってもらいたいし、留学生は素直に応援したい。


ちなみに、私は近場に海外旅行に行くとしたら台湾にします😅(やっぱり怖い)


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高円寺の阿波踊り


見に行ってきましたよ~。
高円寺の阿波踊り
私は今年で3回目かな。

本家徳島以外の場所では一番大きな規模だし、有名なのでもちろん知っていたけれど、あまり興味がなかった。

数年前に友人が出ることを知り、誘われて見に行くと、とても楽しくて気分がスカッとした😄

それ以来、毎年見に行くようになった。


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友人は障がい者団体の連に属していて、毎年夏に忙しく踊りの練習をしている。

元々は手話サークルの人たちが中心だったようだが、今年は知的障がいと思われる方も参加していたようだ。

音が聞こえないで踊るのは難しいと思うのだが、どうやってリズムをとるのだろう。

周りと呼吸を合わせるとか、太鼓の振動を感じて踊るのかな?

今度聞いてみよう。(友人は聴覚障害を持ってはいないが)


その友人はとてもかわいらしい女性で、会うだけで嬉しくなるような人だ。

あの笠をかぶり女踊りをしているのを見ると、キャーカワイイ!!って愛でたい気分になるんだよね。

踊るのはすごく大変なんだろうけど。

あ、友人は既婚者ですからご心配なく。


人混みの中に行くことに不安はあったけど、混雑が激しくないところで観賞し、疲れたけれど、一緒に行った友達のおかげもあり、気分よく帰ってくることができた。


というわけで、今日は回復度アップ&楽しいひとときを過ごせてよい一日でした。



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17歳女子高生がバイトで出稼ぎ外国人と心を通わせた話

  
高校2年でお小遣いが月3000円か…。

休日に友達と出掛けたら1日で使い果たしてしまう。

最近は、練習していない部活の帰りにアイスを買うことが楽しみなのに、それも毎日はできない。

値上げは無理だよな。そう、高校生だから、もう親を頼ってはいけない。
ない袖は振れないんだから。
でも、兄がいるときには袖が出現するのはどうしてなんだろう。


とにかく、バイトをして自分が必要な分は自分で稼がないといけない。


夏休みに入り、母親にバイトをしてみようと思うと申し出た。
あっさり、彼女がパートで勤めている弁当・惣菜パンの製造工場を勧められた。

他に適当な働き口を見つけられなかった私は、母と顔を合わせなければ問題ないだろうと思い、そこでアルバイトをすることにした。

家から自転車で15分の距離にあるそのパン工場は、コンビニでよく見かけるパンや弁当を作っていた。

面接の予約をとり、簡単なプロフィールを伝えると、その翌日から働くこととなった。


工場の衛生管理はしっかりしている。
帽子にマスク。タイムカードを押した後に厳重な手洗いと手袋。人間は菌の塊なんだと体で覚えさせられた。

パート従業員のやることは、ベルトコンベアにのせられたパンに具材を挟んだり、弁当容器に食材を所定の位置に入れていくことなど、主にラインの作業だ。

単調で、根気のいる仕事である。

私はさっそく、焼きそばパンにショウガを載せる工程に入れられた。


準備すると、大量の焼きそばパンが流れてきた。

速い。

コンベアの流れるスピードが速い!

焼きそばをはさむおばちゃん、なんだよ、あれ。
はっきり言って職人技だ。

16歳の初体験の少女は、ショウガを落としたり、入れる位置が端っこになってしまったりでうまくいくことが少ない。

始まって10分もたたないうちに疲れてしまった。
これは根性だ。私は思った。


数時間後、弁当のラインに案内された。
ごはんの上に梅干しを載せる作業だ。機械でやらないんだ、これ。

ひたすら白い飯の真ん中に赤い点をつけていく。

これは簡単だった。しかし、単純作業がこれほど地獄だとは思わなかった。

時計を見るたび3分しか進んでいない。

夕方に帰る頃までに、いろんなラインの業務を経験していた。
適性を見られていたのだろうか。

クタクタになって帰宅した。


次の日は、パンを出す作業を命じられた。
縦に切れ目のあるコッペパンが2~30本入ったビニール袋が、一つのコンテナに載っている。この平たいコンテナがいくつも積み上げられている。

一枚のコンテナは少し重い。
それをコンベアの端に載せ、ビニール袋をビリビリと破り、パンを勢いよく穴の中に入れる。

これも単純作業、しかも強度が強めの動作が続く。

ここはラインの一番始めに立つ場所のため、周りがよく見える。

皆、無言だ。手つきは素早く、無駄がない。
当たり前のような顔をしてそれぞれの持ち場で業務を捌いているが、この職人技があるからこそ、時間通りに沢山の種類の食べ物がコンビニに並ぶのだと思った。


工場内では、マスクと帽子が人の顔を隠しているが、骨格が明らかに隆起して、肌が白い人と浅黒い人がいるのを発見した。
ひと目で外国人だとわかった。

へえ、外国人もいるんだ。
しかし、彼女たちもすごい手さばきだな。
高校生の私は感心した。

そう思いながらも、自分だって手は止めない。体力は自信があるから、どんどんとパン出しをする。

すると、まとめ役のパートが、私のところへ来て、言った。
「あんた、がんばるねえ。この前きた学生バイトは、疲れたと言ってすぐやめちゃったよ」

私もまだ2日目なんだけどな。ということは、1日で辞めたんだ。

確かに、もっと明るく楽しいバイトは他にあるだろう。


昼休憩では、社員食堂で格安のランチを食べられる。
パートのおばさんたちは仲のいいグループでテーブルを囲んでいる。
お弁当を持ってきている人もいた。

私はひとりだった。高校生の私を相手にする人なんかいない。

食べ終わってロッカーで荷物の整理をしていると、外国人たちが4~5人で固まって話に花を咲かせていた。

みんな明るいんだな。


一人と目が合った。
少しふくよかな、色が白い彼女は、にっこりと私に微笑んだ。

被っている帽子には、マジックで「ロシオ」と書かれていた。

ぎこちない笑顔を私も返した。


あれはスペイン語かな。
英語でないことは確かだった。



翌日、私は、なんと社員食堂の洗い場に連れていかれた。
人が足りないのだという。


別になんでもやるけどさ。
まさか、こんなに大量の食器を洗うことになるとは思いもしなかった。

16歳のポーシャは、使い勝手のいい、体力があって忍耐強い、安くて若い人材だったのである。

何日か社食の洗い場に入って、またライン作業に戻った。

また、弁当やパンの具材載せの単純労働地獄、もしくは職人技に近づこうとして失敗を繰り返す無情の世界へ陥った。

時折、外国人たちの隣に入ったり、共同作業をしたりもした。

そういう時間を経て、私は少しずつ職場に馴染んでいった。


一週間くらい経ったころだろうか、いつものように昼休みにロッカーで休んでいた時、社員さんが外国人を含む数名に対し、シフトを確認しにやってきた。

誰かが休んだり、生産の調整があったのだろう。
外国人が、自分は全て入れると言っていたのが聞こえた。

私の側にいたパートのおばさんが、「あの人たちは真面目だねえ。休まないしえらいよ」と呟いた。

確かに、彼女たちの真面目さは日本人よりも上だというのは、16歳の目にも明らかだった。


あの人たちはどこから来てるんですか?

そのおばさんに私は尋ねた。

「ペルー人だって言ってたわよ」

そうなんだ。
地球の裏側、はるばる南米からやってきたんだ。

じゃああれはスペイン語だ。


その日の帰り、わずかな小遣いの中からスペイン語の入門書を買った。


ある日、昼休憩のときに、先日目が合ったペルー人のロシオさんに声をかけられた。

人懐っこそうな笑顔で、わたしロシオです、と自分の帽子を指差した。あなた、なまえなに? と尋ねられる。

ポーシャ。

私の名前は欧米でもちゃんと通じる名前だ。

恐らく英語圏スペイン語圏共に通じるだろう。

自分の名前を伝えたとたんに、ロシオさんは目を真ん丸にして驚いた。

スペイン語で何か言っている。

エスパニョールだかエスパニョーラだか、そんな言葉を言っていたのが聞き取れた。

スペイン人?と言ってるのかな。

私は首を振った。日本人だよ。

ジャパニーズ。

あ、これ英語じゃん。
スペイン語の本は全く役に立っていなかった。

$¥&#ハポネ*%&¥?

ハポネ?
日本って言ってるかな?

うん、と頷く。

ロシオさんは、へえ、というような表情をした。

わたし、ペルーからきた。24さい。あなたなんさい?

16歳。でももうすぐ17歳になるよ。

たんじょうび。すぐ?

うん、あと10日後。


そうだ、私は17歳になるんだ。
夏休みだから友達に祝ってもらったことはほとんどないし、親だって忙しすぎて忘れているしね。

今年は、バイトという働く経験ができたのはよかったかな。


ロシオさんは工場の近くのアパートを借りて、仲間とルームシェアをしていると教えてくれた。

ペルーには家族が待っているという。

日本に来てまだ8ヶ月くらい。
たくさん働いてお金を貯めて帰るんだと言っていた。


片言だけど、なんとか意味の通じる会話はできたと思う。

私のことを若いね、と言っていた。

そうね、この会社で最年少だもんね。

私は家族のためではないけれど、自分のお金がほしくて働いているんだ。

お互いがんばろうね。


その日から、時々ロシオさんと話すようになった。片言の日本語で。

外国人たちは残業があれば喜んでするから、帰りの時間帯は違ったが、昼休憩にほんの数分、ちょっとした会話を交わしたのだった。

それまでは、私にとって孤独なアルバイトだったが、友達ができたようで嬉しかった。

ロシオさんは、家族の生活費と弟妹の学費を稼ぐために、少しでも多く働きたいのだそうだ。
たまの休みに息抜きをして、疲れた身体を休めるとのこと。

他の外国人労働者も皆ペルー人で、家族のために出稼ぎに来ているらしい。

そうか。えらいな。
私なんかまだ恵まれているな。


仕事を続け、さらに二週間近くが経過した。
昼休みに、ロシオさんが小声で「ポーシャ」と手招きする。

なんだろうと思って近づくと、はい、と袋を渡された。


あ。誕生日だ。数日前、私は17歳になった。
ロシオさん、覚えててくれたんだ。

開けてもいい?と聞くと、ほほ笑んで軽く頷いた。

中身は、小さなグランドピアノの形をした、オルゴールだった。


こんな素敵なプレゼントをもらったのは初めてだ。

ねじを回して早速鳴らしてみる。

きれいな音色は、「いとしのエリー」だった。

嬉しくて、ちょっと恥ずかしいような気持ちもあったけど、やっぱり嬉しかった。

家族に送金するための大事なお金なのに、私になんか使ってくれたのか。
何とも言いようのない感情に包まれた。

「ありがとう、大事にするよ。今日、早速机に飾るよ。時々鳴らすよ!」
ロシオさんにそう伝えた。思わず、手を取ってしまった。

その日の帰りの足取りは、疲れているのに軽かった。


夏休みが終わるまであと1週間、私のアルバイトも終わりに近づいていた。

最後のシフトの日をロシオさんに伝えた。
ロシオさんは、悲しそうな顔をして、さみしいね、と言った。

私も寂しかったが、学校があるからもう来られないんだ、と説明した。


そして最終日、私は特にほかの方たちに挨拶をするわけでもなく、淡々と作業をこなした。


誕生日プレゼントのお礼がしたい。
そう思っていた私は、何かいいものがないかと悩んでいたが、結局よくわからず、コルクでできたカラフルなコースターのセットをロシオさんにプレゼントした。軽いから運びやすいし、家族みんなで使えるよ、と。

そして、仲良くしてくれてありがとう。いつか、ペルーに行きたいな。と伝えた。

ロシオさんはちょっと涙目になった。

「ありがと。さみしいね。ペルーきてね」


事務室で手続きを済ませ、工場の玄関にいくと、ロシオさんが待ってていてくれた。


元気でね。バイバイ!

「ばいばい!」

笑顔で彼女とは別れた。



17歳になった私は、家族のために異国の地でがんばる女性の健気さに心を打たれた。
そして、ペルー人という異人種で異文化の人が、こんなにも優しい心を持っているのかと感動を覚えたのだった。
高校生の自分の小さな世界観を広げてくれたのは、ロシオさんのおかげである。

・・・・・

あれ以来、ロシオさんとは連絡をとっていない。
ペルーに行くという夢は、まだとってある。

今も机の上にあるのは、グランドピアノの形をした小さなオルゴール。

サザンオールスターズの「いとしのエリー」を聴くたびに、私は彼女のことを思い出すのである。


終わり




サザンオールスターズ - いとしのエリー  『サザンオールスターズ キックオフライブ 2018』



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片仮名と英語

  
日本語はとても便利な言語である。
外来語をそのまま表記できる片仮名というものをつくった昔の日本の皆さまに、国民栄誉賞をあげたい。


インターネットやコンピューター系の用語なんか、日本語に訳すことはほとんどないのではないか?
最近はもう新しい言葉は、適切な日本語の訳をあてたり作成したりすることをせずに、元の言語の音の表記で使っていると思う。


そこで感じるのが、システム関連のお仕事をされている皆さんの理解力記憶力のすごさである。

私なんかはことばの意味を延々と考えてしまって、前に進まない。

そもそも論理的でないので、プロセスをフローチャートで説明し伝えるなんて至難の技だ。
しかもそこに書いてあることばがカタカナだらけ。

何言ってるの?とならないのでしょうか、皆さん。


何を言いたいのかというと、私はある程度英語をわかっているため、カタカナの専門用語を言われてもその英単語の元の意味から推察できることが多い。
しかし、システム系の人は英語はよくわからないという方もたくさんいらっしゃると思う。

英語の元の意味を知らないで、この動作は○○という、この情報をxxという、とカタカナの専門用語を全て覚えているのだ。

これってすごいことだよ!

私には到底できない。記憶力もないし、ちんぷんかんぷんになってしまうと思う。


コンピューター用語は最近輸入され、しかも続々と新しいものが出来上がっては日本にやってくる。

ただ、カタカナにしても違う表記にしてほしかったというものがいくつかある。


その代表が、Transaction だ。

トランザクションとみんな書いている。

え、トランズアクションだよね?
気持ち悪くない?ものすごい違和感を感じる。

trans + action だよ!?

トランザクションだと tran + saction にしか聞こえない。 サカナクションかよ(関係ない)

そんな小せえことどうでもいいよ、と蹴っ飛ばされて終わるこの話だが、この語を見るたびにモヤモヤ感が湧き上がってきて仕方ないのである。


最近、よくわからないカタカナビジネス用語を日本語に直そうという動きがあったが、賛成である。

外来語をわからないまま使うよりも、正しい日本語を適切に使う方が何倍もいい。

でも、このカタカナ語ってビジネスでは便利なんですよねえ。
きちんと定義されているから日本語で説明しながら話すよりも一言で言えてしまって楽。

ということは、最近のビジネスの進め方や考え方は欧米化している、と気づかされる。
外来語に対応する日本語がないというのは、そういうことだ。


ちなみに私が働いている会社(外資入ってる)は、日本人はマネジメント以下皆、ルー語を話している。
全く違和感がない。自分も時々その一員になったりする。

だって、英語を話す人たちが日本語に英単語を混ぜているだけだから。

うざいやつとか意識高い系とかではなくて、本気で自分の認識を話しているだけである。

もし日本人しかいなくて日本語の環境なのにルー語ばかりだったら…お笑いじゃない?どうなの?

それから、日本人がほとんどの会社なのに英語が公用語の会社って違和感ないんでしょうか。
資料作成は別として、会話は日本語ネイティヴでない人がいたら英語に切り替えればいいだけの話だと思うんだけど。


話がずれていってしまったが、ことばというのは、どの言語にしろ、外来語にしろ、きちんと意味を知ったうえで大事に使っていきたいという私の主張でございます。

でも、言葉狩りや強制はだめよ。他人の使うことばというものも私は尊重します。思いがあるならなおさらね。
文句は言うかもしれないけど。


あと、ことばは時代とともに変わっていく。
それも忘れないようにしたい。

以上。



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最近は街でよく見かけるよね♪

 
昨日、買い物帰りに手を繋いで歩いている女子二人を発見。

片方は男の人かと思ったけど、いや、あれは女性だろう。

私が角を曲がるまでに、横顔と声で確認できた。とても仲がよさそうなLカップルでした~😄


発達したゲイダーをお持ちの方はどこでもわかるんだろうけど、私はきっとそこまでの能力は持っていない。
私にとっては昔はTDRでしか見かけることのできなかったLGBTカップルだけど、最近は外歩いているだけで見かけるよねぇ。
私のゲイダー性能がアップしたのか、それとも普通に堂々としている人が増えたのか。

うん、何にしろいいことだ。


幸せポイントアップの出来事でした😉



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海外のレズビアンYouTubeチャンネルがおもしろい


海外には、顔出しレズビアンYouTuberカップルがそれなりの数いるようだ。

彼女たちのチャンネルを見るのが私の最近の楽しみだ。

こんな風にネットを楽しむことなんて、少し前まではできなかった。

休職して肉体的にも精神的にも余裕ができたからだ。

時間があるって素晴らしい♪(収入はないけどね!)


さて、そのYouTuberカップルだが、何がいいって、彼女たちのラブラブっぷり♥️

見てるとこっちまで幸せになるし、ドキドキしちゃう😆

アメリカやカナダだと、文化として愛情表現はハグやキスなど、身体接触が密である。それはストレートのカップルだけでなく、同性間でも同じだ。


私が登録しているいくつかのチャンネルの中から、とりあえず2つ紹介しよう。
お気に入りのビデオも一緒に。

どれも英語だけど、見てるだけでも楽しめる。イチャイチャっぷりがすごいよ?(笑)


①Paige And Holly
www.youtube.com


HOW WE MET
www.youtube.com
このストーリー、好きです。matureなところ、素敵ですね。
出会いを延々と説明しているだけです。すごくいい出会い方だと思いました。


How Lesbians Have Sex
www.youtube.com
内容よりも、7:13くらいから始まる質問とその回答(リアクション)がめちゃ面白い。それがオープニングにもなっています。



②BerkleyLovesTori
www.youtube.com


BERKLEY CAME HOME!!! | Seeing Each Other for the First Time! | BLT
www.youtube.com
I forgot you were this pretty... そして空港の駐車場での出来事。全てが熱い。
I could feel the sexual tension through the screenというコメントに激しく同意。


Lesbian Wedding | Our Emotional Vows will make you WEEP | BLT
www.youtube.com
素敵なウェディングビデオ。
低評価の数は、泣きすぎて高評価ボタンと間違って押してしまった結果(コメントより)だそうですwww



何を言っているのか知りたければ英語の字幕を出せばだいたいわかります。
(早口は字幕ないと厳しいわ)

もし英語の勉強したい人がいれば、好きな題材でやるのが一番。LさんBさんこれはおすすめ!


この2つのチャンネルは、何よりも自分のセクシュアリティに悩んでいる人を勇気づけてくれるところが素晴らしいと思う。
自分の経験を伝え、コメントで他の人の経験を募り、悩んでいる人にヒントを与えてくれる。相談する機関が必要ならそれに頼れとも(さすがアメリカ、カナダらしい)。

楽しく、ポジティブで、幸せで、悩みを乗り越え、時には真面目に、ヘイトコメントにぶつかりながらも自分たちを表現している。お金稼ぎも忘れない。

これだけ頼もしいLGBTのYouTuberは日本ではなかなか探せないだろう。

こういったユーチューバーは総じて若いというのも特徴的だ。ユーチューバー全体で言ったら日本でも同じだとは思うが。


欧米でも、LGBTは受け入れられ始めてからそれほど時間が経っていない。
イチャイチャしたり生い立ちを語ったり、自分を開けっ広げにするのは、さすがにあちらでも30代以上は抵抗があるのだろうと思う。


どちらかのどこかのビデオで見たが、これが20年前だったら難しかっただろうと言っていた。

そう、20年前のアメリカは、まだまだオープンにするのは厳しい環境だった。
自分がその頃に当地にいたのでよくわかる。
日本人というだけでマイノリティなのに、さらに憎悪の対象となりうる同性愛をカムアウトすることは怖くてできなかった。
ちなみに、人種差別は実際受けますからね、多かれ少なかれ。

日本にもLユーチューバーカップルがいるようだが、私は気恥ずかしくて見られないっす。


あ、あとひとつ言いたいのは、顔出しして発信することは勇気がいるのに、よくやったなぁと思う。
多分なんだけど、この人たち、自分でもわかっているはず。
それは「フォトジェニック」だということ。
けっこう重要これ。先駆者として、受け入れられやすくするには映りがいいに限る。

こんなこと言ってたら、差別だとか普通の人が受け入れられないじゃないかと言われるかもしれない。

そうなんだけど、先駆者としては重要ということ。
皆に見てもらう、関心を持ってもらうのに、「あ、いいな♪」という第一印象をもってもらうことは重要である。

ストレート向けの(というよりは大衆向けの)広報戦略でもあると思う。
そこでよい印象を持ってもらえたらある程度の目的は果たされている。

当事者向けには内容をきちんと見てもらえばいいわけで。

L向けだけど、男性の登録者が少なくとも1人いるのは確認できているらしい。面白いね。


え、私?
フォトジェニックじゃないので到底無理ですわよ。

このひねくれブログで勘弁してください^^;



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なぜここに?

あたしはシュールなものが好きな女子(40代、ひねくれ系)❤


先日、街でこんなものを見つけた。


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ここは神保町にあるコインパーキングの入口。

なぜこの自販機がここにあるのかわからない。
これに気付く人(買う人も)って、なかなかいないんじゃないだろうか?


見事につかまった私は、思わず購入しそうになってしまった。
しかし家にまだだしがあったのを思い出し、手を引っ込めた。


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でも、美味しそうだな、と思ってしまった。


あごだし、好きだなあ。

あれ、魚まるごと一匹入ってるの?
すごっ😲


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